Mac OS X 10.4から、WebObjectsはXcodeの一部として配布されるようになりました。XcodeはMac OS X 10.4の販売パッケージに付属するDeveloper Tools CDでインストールできます。最新版はApple Developer Connectionからダウンロードできますが、Developer Tools CDの多少古いバージョンでも問題ありません。このチュートリアルではXcode 2.4を使っています。
WebObjectsの動作環境を次に示します。XcodeとWebObjectsのパッケージで必要なものは一通りインストールされます。
WebObjectsの開発ツールやドキュメントは次のディレクトリにインストールされます。
WebObjectsが公式にサポートしているデータベースを次に示します。
このうちOpenBaseはWebObjectsと一緒に試用版がインストールされます。サンプルデータもOpenBaseに付属しており、サンプルアプリケーションではOpenBaseが使われています。次のチュートリアルでもOpenBaseを使いますが、試用版のバージョンがやや古いので最新版のインストールをおすすめします。
OpenBaseの最新版はOpenBase社のWebサイトからダウンロードできます。また、非商用に限り個人向けのフリーライセンスが用意されています。
WebObjectsは公式にはPostgreSQLをサポートしていませんが、オープンソースのWebObjects用フレームワークであるProject WONDERでプラグインが開発されています。
Project WONDERのダウンロードページからバイナリをダウンロードします。アーカイブを展開するとFrameworksディレクトリにPostgresqlPlugIn.frameworkというフレームワークがあるので、これを/Library/Frameworksにコピーします。あとはXcodeプロジェクトにこのフレームワークを追加すれば、PostgreSQLに接続できるようになります。