CoreDataFAQ

2007/03/30 (Fri) 22:07:46 JST

Core DataはEOFに似ていますが、何が異なるのでしょうか?

Core DataとEOF (WebObjectsに含まれるEnterprise Objects Framework) は基盤となるコンセプトを共有していますが、異なる目標を持っています。EOFはクライアントかデータベースサーバへ接続するJavaのフレームワークです。一方、Core Dataはデスクトップアプリケーション開発に向けて設計されたObjective-Cのフレームワークです。Core DataにはEOFにない機能があり、EOFにもCore Dataにない機能があります。

EOFのみサポートしている機能

EOFはSQL文のカスタマイズ、共有編集コンテキスト、編集コンテキストのネストをサポートしてます。 Core Dataには?EOModelGroupに相当するクラスがありません。その代わりに?NSManagedObjectModelが、既存のモデルを1つにまとめたり、バンドルからまとめてモデルを取得するメソッドを持っています。EOFはリレーションシップのプリフェッチとバッチフォールティングをサポートしてますが、Core Dataはサポートしていません。

Core Dataのみサポートしている機能

Core Dataは次の機能をサポートしています。

フェッチプロパティ
管理オブジェクトモデルの複数の設定
ローカルストア (※ローカルマシンでのデータ保存)
ストアの統合 (エンティティの、複数のストアに渡るデータ)
プロパティ名のカスタマイズ、ローカライズと検証
述語によるプロパティの検証

クラスマッピング

次のリストはCore DataとEOF間に該当するクラスです。

NSManagedObject は ?EOGenericRecord に該当します。
?NSManagedObjectContext は EOEditingContext に該当します。
?NSManagedObjectModel は EOModel に該当します。
?NSPersistentStoreCoordinator は ?EOPersistentStoreCoordinator に該当します。
?NSEntityDescription, ?NSPropertyDescription, ?NSRelationshipDescription, ?NSAttributeDescription はそれぞれ EOEntity, EOProperty, EORelationship, EOAttribute に該当します。

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