CDPGIntroduction
2007/03/30 (Fri) 22:07:46 JST
このドキュメントについて
Core Dataフレームワークは、オブジェクトのライフサイクルやオブジェクトグラフの管理を行う処理に共通する、永続化を含む汎用的、自動的な解決策を提供します。このフレームワークには次の機能があります。
- 基本的なテキスト編集操作としての機能を上回るアンドゥ、リドゥの管理。
- 自動的な検証。各プロパティ値が有効範囲内にあることと、プロパティ値の組み合わせが有効であることを保証します。
- 変更の伝播。オブジェクト間の関係の一貫性を維持します。
- Cocoaバインディングとの統合。ユーザーインターフェースの自動的な同期をサポートします。
- メモリやユーザーインターフェース内にあるデータのグループ化、フィルタリング、体系化。
- 外部のデータ保管先へデータを保存する処理の自動化。
このドキュメントでは、Core Dataフレームワークの機能の概要と、永続化スタックのカスタマイズのヒントを解説します。
このドキュメントの内容
以下の項目では、Core Dataフレームワークが扱う問題と解決策を解説します。いずれも基本的な機能であり、一般的な処理です。
- 「CoreData基礎」では、この技術の基礎を解説します。
- 「オブジェクトのライフサイクル管理」では、Code Dataフレームワークが属性値やリレーションシップ値の変更やプロパティ値の検証をどう管理するか、またはどのような管理方法を提供するかを解説します。
- 「Xcodeによる管理オブジェクトモデルの生成」では、主なユーザーインターフェースの要素を紹介し、Xcodeモデリングツールの使い方を解説します。
- 「管理オブジェクトの生成と削除」では、プログラムで確実に新しい管理オブジェクトを生成する方法を解説します。
- 「管理オブジェクトの使用」では、アプリケーション中の管理オブジェクトの操作について解説します。
- 「リレーションシップ」では、管理オブジェクト間のリレーションシップの操作について解説します。
- 「非標準の属性」では、非標準のデータ型 (色指定やC言語のデータ型) を属性値として扱う方法を解説します。
- 「フォールティングと一意性」では、Core Dataがオブジェクトグラフの大きさをどう制限するか、管理オブジェクトコンテキストが保持する各管理オブジェクトの一意性をどう管理するかを解説します。
- 「変更の管理」では、管理オブジェクトコンテキストや永続化スタックを複数用意する場合のヒントを解説します。
- 「CoreDataFAQ」では、Core Dataに関する質問に回答します。
- 「CoreData用語集」では、Core Dataで使われる用語を解説します。
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