CSVアダプタは、CSVファイルを疑似リレーショナルデータベースとして扱うことのできるアダプタです。データベースとDBIなどのライブラリが不要なので、標準ライブラリのみで動作します。
CSVアダプタではモデルとCSVファイルを次のようにマッピングします。
モデル | CSVファイル |
---|---|
エンティティ | 1つのCSVファイル |
属性 | CSVデータの各列 |
モデルファイルの設定項目も上記のマッピングに合わせます。これ以外の項目は通常通りに記述します。
カテゴリ | 設定項目 | 説明 |
---|---|---|
アダプタ | adapter_name | CSVと指定する。 |
接続情報 | path | CSVファイルのあるパス。 |
エンティティ | external_name | エンティティとして扱うCSVファイル名。 |
属性 | column_name | CSVファイルのデータ列番号。 |
属性 | external_type | 省略可。 |
例えば、Employee
エンティティのデータがemployee.csv
ファイルに保存されている場合のマッピングは次のようになります。
adapter_name: CSV connection: path: '/csvfiles' entities: - name: Employee external_name: employee.csv attributes: - name: employee_id column_name: 0 class_name: Integer - name: name column_name: 1 class_name: String width: 64
CSVアダプタは実験的機能で、基本的なデータ操作のみサポートしています。次の機能はまだサポートしていません。