CKLogクラスを使うと簡単なロギングを行うことができます。CKLogには5つの出力レベルがあり、設定されたレベルより優先度の高いログ情報のみを出力します。出力レベルは低いほうからDEBUG < INFO < WARN < ERROR < FATALとなります。
メソッド | 説明 |
---|---|
debug(message) |
メッセージをDEBUGレベルで出力する。 |
info(message) |
メッセージをINFOレベルで出力する。 |
warn(message) |
メッセージをWARNレベルで出力する。 |
error(message) |
メッセージをERRORレベルで出力する。 |
fatal(message) |
メッセージをFATALレベルで出力する。 |
ロギングに関するオプションは以下のものがあります。直接CKLogオブジェクトに設定することもできますが、オプションをCKApplicationのlog_options属性に設定しておき、CKLogオブジェクトを生成するときに使ってください。
ログの出力先をファイルに設定すると、アプリケーションで発生したエラー(例外)もファイルに出力するようになります。
オプション | 説明 |
---|---|
level |
出力レベル。 |
name |
プログラム名。 |
out |
出力先。デフォルトでは標準エラーに出力する。 |
file |
出力ファイル名。このオプションかoutオプションの どちらかを設定する。 |
max_file_size |
ファイルサイズの指定(出力先にファイルを指定したときのみ有効)。出力先のファイルサイズが指定したサイズを超えると、例外FileSizeError を発生する。 |
options = {‘level’ => CKLog::DEBUG, ‘name’ => ‘CGIKit Application’, ‘file’ => ‘log.txt’, ‘max_file_size’ => 1000000} app = CKApplication.new app.log_options = options app.run
class MainPage < CKComponent def logging log = CKLog.new(application.log_options) log.debug ‘log message’ end end